映画Get Out

先程「ゲットアウト」観ました!この映画は黒人と白人の対立と共存がテーマらしいです。人種差別をテーマにした異色のホラー映画作品で、低予算ながら興行収入1位を記録。第90回アカデミー賞主要4部門ノミネートし、脚本賞受賞という快挙を成し遂げました。多くの伏線を散りばめ、社会風刺色の強い作品となっています。死ぬまでに一度は見ておきたい作品ですね。

あらすじ簡潔にまとめてみました!

 

 

主人公は黒人のカメラマン、クリス。彼は白人の彼女ローズの実家、アーミテージ家に行くことになります。彼は白人の家庭へ訪れることに不安を抱いていました。しかしローズの家族に暖かく迎えられるクリスは一安心。

 

彼女の家には黒人の使用人とメイドがいました。夜になり、クリスは彼らが庭を全力疾走したり、窓ガラスに映った自分の姿を見つめたりと奇妙な行動を目撃します。

 

翌日、ローズの亡き祖父を称えるためパーティーに出席。だが招待客は白人だらけ。その中に一人だけ黒人の青年を見つけて話しかけるクリス。『この青年、どこかで前に会ったことがあるような気がする…』と、思わずスマホで彼の写真を撮ろうとするがフラッシュが焚いてしまう。その瞬間彼の様子が豹変し、「すぐにここから出ていけ!」とクリスに襲いかかってきます。

 

不可解な出来事が続き、何かがおかしいと感じたクリスはローズにもう帰ろうといいます。そのころ庭では不可解なオークションが…

本性を現し始めた一家。果たしてクリスどうなる…!?

 

 

もう伏線の山。内容解読難しいですね。ググってやっとこの言動の真意がわかったって感じです。映画冒頭の道路で誤って鹿を撥ねたシーンがありました。この時点でクリスの運命が暗示されていました。おぉ…恐ろしい。

 

この作品を見終わった後、私は自分の中にある差別意識に気づかされました。日本は多民族国家ではないので身近に感じられないというのも一つの理由ですが、今までは人種差別について深く考えたことがありませんでした。

人種差別はアメリカでは切実で、非常に身近な問題です。差別主義者でなくとも、この作品に仕込まれた伏線により、自分の無知や差別的な考えを浮き彫りにし気づかせてくれるというからくりです。

多くの人に見てほしい作品ですね。